Hachikoブログ

自由と犬を愛する40代主婦のほぼ日記

「夫は犬だと思えばいい」

6/22(土)am11:50

決して世の夫たちをディスっているわけではない。こういうタイトルの本を読んだ話。

著者は「高濱正伸さん」。子供を「メシが食える大人に育てる」を理念にかかげ、学習塾「はなまる学習会」を設立した高濱さんは、子供の教育と同じくらい「親御さんのあり方について」にも力を入れている。講演会なんかも積極的に行っていて、本もたくさん書いている人だ。

最近の1番の悩みは、旦那と子育てに対する考え方が合わないこと。私は「勉強しなさい」「早くしなさい」をなるべく言わずに、娘(小5)が自分から行動するいう事を大事にしたいと思っている。例えば毎日の宿題なんかも、「今日は何時からやる?」と娘に聞く。「う〜ん、20:30からやる!」…遅いなとは思いつつ、娘の意志を尊重して待つ。すると時間になると自分から宿題を始める。対して旦那は「子供は親の言うことを聞くもの」みたいな考えを一貫している。娘と顔を合わせれば開口一番に「宿題やったんか?」と聞き、やっていなければ問答無用で「はよやれ、今やれ。先に終わらせた方があとで遊べてええやろ?違うか?そうやろ?今すぐやれ。」と、もっともらしいことを言いつつ、娘の意志は完全に無視で言うことを聞かせる。娘は諦めてやり始めるが、やらされているからイライラして、旦那がその場からいなくなると私に当たり散らし、結局普段より時間がかかる。

きっとお互いに「なんで俺・私の言ってることを理解してくれないんだろう」と思っているんだろう。どちらかが折れればいいのかもしれないけど、私だけが我慢して言いなりになるのは気に入らない。自分のやり方は絶対間違ってないと思うし…そう思っていた時に見つけたのがこの本

「夫は犬だと思えばいい。」

タイトルを見た瞬間ビビビっときた!私の求める答えがある!そんな直感があった。

なぜ犬なのかというと、男性と女性は同じ人間ではあるが、性別が違うというだけで、考え方やものの捉え方が犬と人間くらい違う生き物らしい。したがって相手と話が合わないのは当たり前で、相手が何を考えているのかも理解できなくて当然なんだそう。これは男性脳と女性脳の違いが原因。女性は感情で動き、男性は論理的に物を考える。例えば奥さんが「今日こんなことがあってね、こうでこうでこうだったの。」なんて話をすると、旦那の方は結論のない話に「何が言いたいの?」なんて文句を言ったり、「それはこうでこうでこうしたらいいよ。言う通りにやりなよ。」なんて聞いてもいない解決策を提示してきたりする。女性はただ話を聞いて欲しい、「へぇ〜それは大変だったね〜」と共感してほしいだけ。何が言いたいの?なんて突き放されたり、俺のいうとおりにしろなんてアドバイスを求めてないのだ。しかし男性からしたら、本当に何が言いたいのかわからないから聞いているし、奥さんの悩みが解決するように、良かれと思ってアドバイスをしている。なのでお互いに「なんで⁈」と思うのだ。そんな時は「そうだ、相手は犬なんだ」くらいに捉えてみる。とは言っても「犬だから聞く意味ないや」と突き放すのではない。仮に犬に向かって「お座り」と言ったのに、座らずに尻尾を振っていたとしても「そんなこと求めてない!」なんてイラっとしない。「間違えちゃったの〜ヨシヨシ」なんて、間違えたことも愛おしく思えるものだ。夫に対してもそれくらいおおらかな気持ちで察してみたらどうでしょう?というのが、著者の意見。

なるほど…。大いに共感できる内容だった。だが、これは旦那にも読ませて、お互いそう思えるようにしないと意味がないなと思った。早速旦那に本を渡したが、未だ読まれずに放置されている。ま、そんなもんよね。相手は犬だから。

全てを男性女性のみで分ける時代ではなくなっているし、私はそうは思わないって人もいるだろう。あくまで人間を大きく男女でくくった時に「そういう傾向がある」という話である。

 

ハチコ